イカザキ ヤスエ   IKAZAKI YASUE
  伊ヶ崎 泰枝
   所属   京都産業大学  外国語学部 ヨーロッパ言語学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/12
形態種別 研究論文
標題 二人の独学者レオン・ド・ロニーと村上英俊 ― 日本語教育とフランス語教育の源流 ―
執筆形態 単著
掲載誌名 『広島大学フランス文学研究』38
掲載区分国内
出版社・発行元 広島大学フランス文学研究会
巻・号・頁 (38),26-41頁
総ページ数 16
概要 レオン・ド・ロニー Léon de Rosny(1837〜1914)と村上英俊(1811〜1890)は、それぞれ、フランスでの日本語学・日本語教育、日本でのフランス語学・フランス語教育の草分け的存在と見做されている。彼らは、19世紀半ばにそれぞれ書物を通して日本語、フランス語を独習した。さらに、辞書の編纂や著作の刊行を通して、フランスにおける日本学、日本におけるフランス学をそれぞれ切り拓いた。本稿では、19世紀半ばにおける、レオン・ド・ロニーと村上英俊のそれぞれが目標とする言語の独習の軌跡を追い功績を見定めた。当時のフランスにおける日本語の必要性と、日本におけるフランス語の必要性の違いについても指摘した。さらに、この二人の先駆者が成し遂げた業績の、その後のフランスでの日本語教育、日本でのフランス語教育への影響を論じた。