ハマノ ツヨシ
HAMANO TSUYOSHI
濱野 強 所属 京都産業大学 現代社会学部 健康スポーツ社会学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | その他 |
標題 | オキシトシンと信頼感情に基づく人間関係に着目したうつ病の新たな発症機序の解明 |
執筆形態 | その他 |
掲載誌名 | 大和証券ヘルス財団研究業績集 |
出版社・発行元 | (公財)大和証券ヘルス財団 |
巻・号・頁 | (41),101-105頁 |
著者・共著者 | 濱野 強,並河 徹,武田 美輪子,河野 邦江 |
概要 | 「オキシトシンの分泌不全が信頼に基づく人間関係の形成の障害となり、うつ病のリスクになる」という研究仮説を設定し、地域調査に基づき定量的に明らかにすることを目的とした。分析対象者は110名(平均67.7±6.0歳)で、抑うつ症状ありと判定された者は19名(17.3%)であった。オキシトシンの測定はELISA法を用いたオキシトシン測定ELISAキットにより実施した。解析の結果、有意傾向ではあるが、人間関係の状況(地域内の他者とのつながり)とオキシトシンの交互作用項と抑うつ状態において関係性を認めた。つまり、オキシトシンの分泌が少ない場合で、かつ、住んでいる地域の人間関係(人と人とのつながり)が強い場合では、抑うつ症状を有する確率が上昇することが示唆された。 |