東 あかね
   所属   京都産業大学  共通教育推進機構 全学共通教育センター
   職種   客員教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/10
形態種別 研究論文
査読 査読あり
標題 京都府内の大学の学生食堂における食事と食情報の提供実態
執筆形態 共著
掲載誌名 栄養学雑誌
掲載区分国内
出版社・発行元 日本栄養改善学会
巻・号・頁 79(5)
総ページ数 10
担当区分 最終著者,責任著者
著者・共著者 高畑彩友美*1,小谷清子*1,吉本優子*1,福田小百合*2,尾崎悦子*3,東あかね*1
概要 【目的】京都府内の大学の学生食堂において,行政が推進する地産地消・の食堂運営者を対象とした自記式質問調査を2017年に実施した。運営主体によって組合事業組織が運営する食堂(以下,「組合」)と,一般事業者が運営する食堂(以下,「一般」)に区分,さらに,行政が推進する食環境整備事業への登録状況から,登録群と非登録群に分けて比較した。調査項目は,食環境整備事業への登録,食事提供の形態,食事の内容,食・健康情報の提供内容等の12項目である。
【結果】63食堂(「組合」33件,「一般」30件, 回答率87.5%)から回答を得た。行政が推進する食環境整備事業への登録は「組合」20.0%,「一般」34.5%であった。「一般」では非登録群と比較して,登録群では野菜料理,米飯量の調節,魚料理,定食の提供の割合が有意に高値であった。食情報の提供の割合は,登録群,非登録群間に差はなく「一般」より「組合」で高値であった。
【結論】食環境整備事業への登録が「一般」での健康的な食事の提供と関連している可能性が示唆された。今後,学生食堂の食環境の改善と新しい形態の食情報提供により,学生の健康増進を図ることが望まれる。