ワカマツ マサシ   WAKAMATSU MASASHI
  若松 正志
   所属   京都産業大学  文化学部 京都文化学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/07
形態種別 単行本(学術書)
招待論文 招待あり
標題 角倉一族とその時代
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 思文閣出版
総ページ数 617
担当範囲 第一部第二章「角倉了以・素庵の人物像―近世~近現代に強調された側面―」
著者・共著者 編者:森洋久。共著者:森洋久、若松正志、河内将芳、管良樹、奥沢康正、福本和正、鈴木久男、辻垣晃一、粟田純司、金久孝喜、豊田知八、上林ひろえ、石川武男、中澤聡、中村武生、坂井輝久、佐久間貴士、葉山美知子、金子務、小寺裕、鳴海風、小林龍彦、林進、高木浩明、伊海孝充、森上修
概要 国際日本文化研究センターを基盤に行われた、角倉了以・素庵をはじめとする角倉一族の多様な活動を総合的にとらえようとした共同研究の成果をまとめた論集。内容は、人物像・歴史・医術・土木・船・貿易・和算・嵯峨本など、多岐にわたる。若松は「角倉了以・素庵の人物像―近世~近代に強調された側面―」(pp.11~38)を執筆し、近世初期に京都で活躍した了以・素庵が、近世(「鎖国」時代)の資料では朱印船貿易の記述がほとんどないこと、明治中期の「教育勅語」などで「公益」が強調される時代のなかで角倉の河川開削・土木事業が修身の教材として取り上げられるようになったこと、昭和10年代の大日本帝国の膨張志向のなかで角倉氏の海外進出がクローズアップされたことなどを明らかにし、時代背景を反映した描かれ方がされていることを明らかにした。