ワカマツ マサシ
WAKAMATSU MASASHI
若松 正志 所属 京都産業大学 文化学部 京都文化学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/03 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 京都の経済・産業の歴史的展開について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 京都産業大学日本文化研究所紀要 |
出版社・発行元 | 京都産業大学日本文化研究所 |
巻・号・頁 | (6),217-243頁 |
概要 | 京都の経済・産業の歴史的展開を、権力(朝廷・幕府など)との関係・外国との関係に留意しつつ、概観した論文。最初に、「危機」といわれている京都の経済・産業の現状(伝統産業の衰退など)について述べた。次に、京都の経済・産業の歴史を、時代を追って見た。古代では、平安京以前の京都の様子、平安京の経済活動、学問・教育などについて、中世では、当時の京都の経済的位置、商業活動、学問・教育などについて、近世では、当時の京都の経済的位置、朱印船貿易との関連、生糸と西陣、醤油醸造仲間、豪商三井家、学問・教育・出版、幕末京都の動乱などについて、近代では、明治維新後の東京遷都と京都の近代産業についてとりあげた。そして、1.古代~近世の京都は、先進的な手工業都市であり、経済の中心地であり、消費都市であったこと、2.その経済発展を支えた要因は、都であったこと、権力との結びつきが大きかったこと、また外国との関係が意外に大きいことを述べた。 |