マツシタ シンヤ
MATSUSHITA Shinya
松下 真也 所属 京都産業大学 経営学部 マネジメント学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/10 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 原価主義会計損益情報と時価主義会計損益情報の相互補完性―Paton and Littleton学説とEdwards and Bell学説に依拠して― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 松山大学論集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 松山大学総合研究所 |
巻・号・頁 | 27(4-1),207-220頁 |
概要 | 本稿では,Paton and Littleton学説とEdwards and Bell学説に基づいて,原価主義会計における損益情報と時価主義会計における損益情報の意義とその限界を分析した。その結果,前者は企業の事業活動の成否を判断することを可能にする一方で企業が事業活動によって実際に獲得した現金の値を示すとは限らないという限界を有していること,後者は企業の“裕福さ”がいかに変動したかを知ることを可能にする一方で企業が各期間に実際に獲得した現金の値を示すとは限らないし,また,企業が事業活動によって実際に獲得した現金の値を示すとも限らないという限界を有していることが明らかとなった。これらの証拠により,原価主義会計における損益情報と時価主義会計における損益情報は補完関係にあると結論付けた。 |