セオ ミスズ   SEO MISUZU
  瀬尾 美鈴
   所属   京都産業大学  生命科学部 先端生命科学科
   職種   教授
研究期間 2005
研究課題 神経細胞の発生と分化−カルマン症候群の病因解明
実施形態
研究制度 科学研究費補助金
概要 カルマン症候群(KS)とは原因遺伝子の変異によって、嗅覚障害・消失を伴った低ゴナドトロピン性性腺機能低下症や思春期の欠如が見られる先天性疾患である。 KSの原因遺伝子であるKAL-1遺伝子とKAL-2遺伝子は、それぞれAnosmin-1とFGF受容体 1(FGFR1)をコードしている。Anosmin-1は細胞接着分子または局所誘導分子として機能し、嗅球の軸索分岐を刺激し、細胞接着や神経突起伸長を促進する。KAL-2は第8染色体上の遺伝子で、膜貫通型チロシンキナーゼ型受容体であるFGFR1をコードしている。FGFR1は、そのチロシンリン酸化部位を認識するアダプタータンパクを介して細胞内シグナル伝達経路を活性化し、神経幹細胞の増殖と分化を促進する。FGFがFGFR1に結合するときに、細胞膜上でAnosmin-1、ヘパラン硫酸プロテオグリカンと相互作用し、細胞内シグナル伝達を増強することが報告されている。anosmin-1とFGFR1の変異が、KSの原因となるゴナドトロピン(GnRH)分泌神経細胞の発生異常や嗅球形成異常をどのように引き起こすのか、その分子機構を解明し、カルマン症候群患者の症