タカシマ ヒデヒロ   TAKASHIMA HIDEHIRO
  髙嶌 英弘
   所属   京都産業大学  法学部 法律学科
   職種   教授
研究期間 2016~2018
研究課題 ドイツ契約法の現代的変容と日本法
実施形態
研究制度 科学研究費補助金
概要 本研究の目的は、ドイツ契約法の現代的な変容過程を分析し、日本法への示唆を得ることにある。ドイツ契約法は、独自の教義学的伝統に依拠しつつも、世界的動向およびEU法の影響を受けて、新たな展開を見せている。その特徴のひとつは、ドイツ民法が2002 年の債務法の現代化で消費者契約を組み入れる統合モデルを採用したことである。本研究では、債務法の改正から現在に至るまでのドイツ契約法の内在的展開を分析し、比較法的な手法を用いて「あるべき契約法の姿」を探求する。こうした作業は、契約法の原理を再検討する基礎的研究として、わが国の民法・契約法の現代化(消費者契約法の見直しなど)にとって重要な意味を持つことになる。