ヨコヤマ ケン   YOKOYAMA KEN
  横山 謙
   所属   京都産業大学  生命科学部 先端生命科学科
   職種   教授
研究期間 2012
研究課題 新生体エネルギー学
実施形態
概要 生体エネルギーをキーワードに、エネルギー変換系酵素の仕組みや、エネル ギー代謝と老化や麻酔等の生命現象の関係について研究。 1. V-ATPase の構造と機能の解明  V-ATPase は、真核生物のゴルジ体、液胞、リソゾーム、細胞膜等の膜系に存在し、10数個の異なるサブユニットから構成される分子量約 800 KDaの超分子複合体です。ATP の加水分解反応と共役した回転触媒機構により水素イオン(プロトン)を輸送し、空胞内部を酸性化します。V-ATPase によって酸性化された小胞は、蛋白質の分解、エンドサイトーシス、蛋白質の選別輸送、神経伝達物質をはじめとする様々な物質やイオンの取込など、生物が生 きていく上で非常に重要な働きを担います。破骨細胞や癌細胞など、一部の特殊化した細胞の細胞膜にも V-ATPase は存在し、細胞間隙を酸性化することにより、骨の分解、再吸収、ガン細胞の浸潤、細胞内 pH の調節等にも関与します。  我々は、生化学、生物物理学(1分子観察)、構造生物学の手法を用いて、生体内で最も重要で創薬ターゲットでもある V-ATPase の機能•構造の解明に取り組んで