川上 雅弘
   所属   京都産業大学  生命科学部 産業生命科学科
   職種   准教授
研究期間 2017/04/01~2021/03/31
研究課題 萌芽的科学技術に関するELSIを能動的に学ぶことのできるゲーム教材の開発
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
研究機関 大阪大学
研究者・共同研究者 水町 衣里,加納 圭,川上 雅弘
概要 本研究では、個別の科学技術に関する知識を深めるだけでなく、倫理的・法的・社会的課題(ELSI)にも取り組むことのできる次世代を育成することを目指し、A)萌芽的科学技術に関するELSIを学ぶことのできるゲーム教材俯瞰マップの作成、B)萌芽的科学技術に関するELSIへの議論参画能力育成を目指した教育プログラムの体系化、C)萌芽的科学技術に関するELSIを学ぶことができるゲーム教材の新規開発、を目的としている。以上の目的を達成するために、当該年度は、以下のことを行った。 ・ゲーム教材を収集:申請者らは、萌芽的科学技術に関するELSIを学ぶことのできるゲーム教材を複数開発してきた。これら以外にも、本研究課題に活用できる可能性のあるゲーム教材は多数公表されている。前年度に引き続き、これらの情報収集を行い、ゲーム教材分類のための準備を進めた。 ・ゲーム教材の開発・改良:前年度に引き続き、萌芽的科学技術に関するELSIを議論するにあたり前提となる知識である「科学についての営み、科学についての知識」を学ぶことのできるゲーム教材の開発と試験的な実施を行った。加えて、これまでに開発を進めてきた教材の改良を行った。また、公民館でのサイエンスカフェや商業施設内での親子向けワークショップにおいて、ゲーム教材を使用したプログラムを実施して、教育プログラム開発に資する情報を収集した。 ・ELSI観点リストを作成:萌芽的科学技術に関わるELSIを考える上で、どのような観点を獲得することが必要なのかを洗い出し、ELSI観点リストを作成することが必要である。そのための情報収集を前年度に引き続き行った。
PermalinkURL https://researchmap.jp/masa-k/published_papers/37187179