千葉 悠志 所属 京都産業大学 国際関係学部 国際関係学科 職種 准教授 |
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研究期間 | 2016/04/01~2019/03/31 |
研究課題 | 宗教の政治化と政治の宗教化:現代中東の宗派対立における社会的要因と国際政治の影響 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(A) |
研究機関 | 千葉大学 |
研究者・共同研究者 | 酒井 啓子,松尾 昌樹,松本 弘,松永 泰行,末近 浩太,千葉 悠志,保坂 修司,山尾 大 |
概要 | 本研究課題は、2000年代後半以降以降、グローバルな暴力の噴出において宗教的色彩が強まっていることを問題視し、なぜ突然宗派が紛争の対立軸として浮上したのかを解明した。サウディ対イランの「中東新冷戦」と呼ばれるように、宗派対立が何故周辺国全域での対立軸へと転換したのか、いかなる契機で宗派的差異が政治的対立に発展し、さらには暴力化するのかについて、イラク、レバノン、湾岸諸国、イエメン、イランなど各国の歴史的背景およびエスニックな社会構成から論ずると同時に、政治権力関係のなかで浮き彫りになる宗派関係にも着目した。さらにメディアが持つ宗派的ヘイトの拡散という側面が重要であることも指摘された。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16H01894 |