テラチ トオル
TERACHI TORU
寺地 徹 所属 京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科 職種 教授 |
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研究期間 | 2020/08/31~2025/03/31 |
研究課題 | 植物ミトコンドリアゲノム育種の基盤創出 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(S) |
研究機関 | 東京大学 |
研究者・共同研究者 | 堤 伸浩,有村 慎一,風間 智彦,高梨 秀樹,寺地 徹 |
概要 | コロナ禍のため、基盤Sの採択発表が遅れ、研究のスタート時期が遅れるとともに、施設閉鎖や職員の在宅勤務推奨などを受けて当初予定をかなり変更しながら実施した。イネとナタネで成功していた植物ミトコンドリアのゲノム編集技術mitoTALEN(標的遺伝子破壊)法について、モデル植物のシロイヌナズナでも実施に成功し、初めて細胞質雄性不稔原因遺伝子以外の遺伝子破壊に成功した成果について、2020年末にPlant Journal誌に掲載された。研究分担者、風間氏と寺地氏と、新たにイネ、ナス、コムギを対象に、それぞれで異なる細胞質雄性不稔原因遺伝子候補を相談し、これらをゲノム編集するためのベクターを設計し、構築を開始した。また、その過程で、米国のグループから画期的な論文(哺乳類のミトコンドリアゲノムを標的とした新たなゲノム編集方法/一塩基置換法)が公開されたため、この方法を植物のミトコンドリアと葉緑体ゲノムに適用可能かどうかを検証する準備を急遽開始した。具体的にはオルガネラゲノム上の一文字改変標的遺伝子の選定、各標的にあわせたゲノム編集用プラスミドの構築、形質転換などを行なった。初年度備品として共焦点レーザー顕微鏡を選定し共同購入を行い、細胞内ミトコンドリアほか内部構造のライブイメージングの可視化の実行可能性を確認し、オペレーティング技術習得と研修などを行なった。植物ミトコンドリア標的遺伝子破壊技術についてzoomで国内外研究者と共同研究を検討し、一部ベクター構築などの作業を開始した。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20H05680 |