カトウ ケイコ   KATO KEIKO
  加藤 啓子
   所属   京都産業大学  生命科学部 先端生命科学科
   職種   教授
研究期間 2010
研究課題 3. 神経精神疾患と回路依存性脂質代謝調節機構の解明
実施形態
概要 食餌として日々取り入れている油脂の組成が違うと,脳の情動記憶を変えてしまうことを証明した。また,うつや不安障害(シアル酸転移酵素(ST3Gal4)欠損マウス)を持つと,油脂の効果が変わることも示すことができた。以上の知見は,食餌を介した脂質代謝が情動記憶に影響すること,さらには,シアル酸修飾を介することで,脂質代謝が変化し,その変化が神経障害に発展する可能性を提案する。今後,この代謝付加による情動行動システムの解明を目指して,研究を進めて行く。