梶原 洋一
   所属   京都産業大学  文化学部 国際文化学科
   職種   准教授
研究期間 2021/04/01~2026/03/31
研究課題 西洋中世の托鉢修道会にとっての大学学位の意義
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 若手研究
研究機関 京都産業大学
研究者・共同研究者 梶原 洋一
概要 本年においては、まず托鉢修道会の中でも最も学問活動に積極的であったことで知られるドミニコ会における学位の問題について集中的に取り組んだ。中世ドミニコ会の教育体制を詳細に研究したものとして、以下の投稿論文を発表した。梶原洋一(単著)「中世ドミニコ会における修学のための移動 (小特集 人の移動と学知の形成をめぐる歴史学)」『歴史学研究』1012号,2021年8月 また、ドミニコ会の組織統治のあり方を学位の問題を通じて考察したものとして、以下の分担執筆論文を発表した。梶原洋一(単著):「中世ドミニコ会統治における総会と総長;―大学学位の問題を通じて―」高山博・亀長洋子編『中世ヨーロッパの政治的結合体』東京大学出版会、2022年2月 一方で、本研究課題とも密接に関わる研究内容について以下のような経過報告を発表した。梶原洋一(単著):「研究経過報告『中世の托鉢修道会における大学学位の意義』」『京都産業大学総合学術研究所 所報』16号、2021年、 さらに、ドミニコ会の活動にとっての書物の意義を、もう一つの有力な托鉢修道会であるフランシスコ会との比較を通じて概観した次のシンポジウム報告を実施した。梶原洋一:「托鉢修道会のアイデンティティと書物」文部科学省科学研究費助成事業・学術変革領域研究(B)「中近世における宗教運動とメディア・世界認識・社会統合:歴史研究の総合的アプローチ」公開シンポジウム「東西中世における修道院・寺社の書物文化──制作・教育・世界観の変容」、東京都立大学、2021年12月
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K13133