若林 憲一 所属 京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科 職種 教授 |
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研究期間 | 2006~2007 |
研究課題 | 細胞運動のレドックス調節機構の研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 文部科学省 |
研究種目名 | 若手研究(スタートアップ) |
研究機関 | 東京大学 |
科研費研究課題番号 | 18870003 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
研究者・共同研究者 | 若林憲一 |
概要 | [本年度の成果] i)変異を導入したダイニン型チオレドキシンLC3/LC5による基質トラップ 前年度までに作成した、活性部位のCysをSerに変異させたLC3とLC5のcDNAを、クラミドモナス野生株に導入した。変異チオレドキシンはジスルフィド結合を介して基質をトラップすることができる。この際、前年度に基質の収率が悪かったHA-tagではなく6xHis-tagを融合させた。しかし、明らかに非特異的と思われるタンパク質をトラップしたため、この方法をとりやめ、HA-tagで発現量の多い形質転換体を再スクリーニングした。現在、それらの株を用いてLC3/LC5-基質の複合体の精製を試みている。 ii)チオレドキシン還元酵素(TR)の鞭毛での存在の確認 チオレドキシンだけでなく、その他のレドックス関連タンパク質の鞭毛内での振る舞いを知るべく、TRに着目した。鞭毛内にはダイニン型チオレドキシンが存在するのに、その活性維持に欠かせないTRが鞭毛プロテオームに記載されていなかった。私はクラミドモナスのESTデータベースを検索し、いくつかのTRのうち細胞質性TRであるTR1に着目し、抗体を作成した。するとたしかに鞭毛の細胞質に局在していることがわかった。 [重要性など] i)はチオレドキシン配列とHis-tagの相性の悪さなど予想外の困難があったが、近日中に基質を同定できる予定である。同定でき... |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/p/18870003 |