ナカムラ ノブヒロ
NAKAMURA NOBUHIRO
中村 暢宏 所属 京都産業大学 生命科学部 先端生命科学科 職種 教授 |
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研究課題 | 個体の発生と機能維持を司るゴルジ体の新機能の解明 |
実施形態 | |
概要 | 主として私たちが発見したゴルジ体の構造タンパク質GM130(Nakamura, N. 他, Cell, 1997)や,その膜への標的であるGRASP65,また,YIPFの機能を明らかにすることを目的に研究を進めている。それによって,ゴルジ体の構造とその変化の分子基盤の詳細を明らかにし、また,細胞増殖・細胞周期・細胞運動調節やストレス応答で,ゴルジ体が情報伝達の“足場”として機能していることを確かめることを目指している。また,培養細胞を用いたin vitroの細胞分化・増殖・運動に関する実験系と、ゼブラフィッシュをモデル生物として用いたin vivoの発生・分化・再生の実験系により、ゴルジ体の構造・機能変化やその調節機構を明らかにし、ゴルジ体が細胞増殖・運動・分化・ガン化、また、発生・分化・再生過程などの個体の発生や機能維持で果たす役割の解明を目指す。ゴルジ体の構造変化による細胞・個体機能調節の分子機構が明らかになれば、それを制御する技術の開発も期待できる。医学・農学・薬学分野に波及するような画期的な細胞増殖や分化・発生・再生過程制御法の開発に繋がるようなシーズの探索も行っている。 |