ウチダ ケンイチ
UCHIDA KENICHI
内田 健一 所属 京都産業大学 外国語学部 ヨーロッパ言語学科 職種 准教授 |
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研究期間 | 2024~2025 |
研究課題 | ダンヌンツィオの詩的ナショナリズム |
実施形態 | その他の補助金・助成金 |
研究機関 | 京都産業大学 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
概要 | 2023年はイタリアの詩人ガブリエーレ・ダンヌンツィオの生誕160周年にあたり、彼の生地ペスカーラでは約30の学術・文化イベントを含むダンヌンツィオ・フェスティバルが開催され、イタリア国内で彼の再評価の気運が高まっている。2021年はイタリア語の父ダンテの没後700周年にあたり、ダンヌンツィオの記念館ヴィットリアーレでは、彼とダンテとの関係をテーマとする展覧会が開催された。ダンテはイタリア・ナショナリズムのシンボルであることから、ダンヌンツィオのナショナリズムにも注目が集まった。2019-20年はダンヌンツィオがフィウーメ(現クロアチアのリエーカ)の町を占領した100周年にあたり、様々な記念行事が開催され、彼のナショナリズムについて議論された。そこで本研究では、ダンヌンツィオ文学における西洋古典とイタリア文学の伝統の再創造を分析し、その詩的ナショナリズムの特質を明らかにする。 |