ウチダ ケンイチ
UCHIDA KENICHI
内田 健一 所属 京都産業大学 外国語学部 ヨーロッパ言語学科 職種 准教授 |
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研究期間 | 2020~2021 |
研究課題 | ダンヌンツィオの美的ナショナリズム |
実施形態 | その他の補助金・助成金 |
研究機関 | 京都産業大学 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
概要 | 2019年はイタリアの詩人ガブリエーレ・ダンヌンツィオ(1863-1938)が、フィウーメ(現クロアチアのリエーカ)の町を占領した100周年にあたり、様々な記念行事が行われ、多数の出版物が刊行された。詩人でありながら軍の司令官としてダンヌンツィオが国境の町を1年4カ月にわたって占領し得たのは、彼が著作の中で表現したナショナリズムを様々な社会勢力が支持したからだと考えられる。そのナショナリズムの基盤にあるのは、イタリアの文学(ダンテ、ペトラルカ、フォスコロ、カルドゥッチなど)と美術(レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど)の伝統である。本研究では、ダンヌンツィオの作品においてイタリアの文学と美術の伝統がどのように再創造されているのかを分析し、その美的ナショナリズムの特質を明らかにすることを目指す。 |