ウチダ ケンイチ
UCHIDA KENICHI
内田 健一 所属 京都産業大学 外国語学部 ヨーロッパ言語学科 職種 准教授 |
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研究期間 | 2018~2019 |
研究課題 | イタリアの文学的ナショナリズムの研究――ダンヌンツィオ『讃歌』を中心として |
実施形態 | その他の補助金・助成金 |
研究機関 | 京都産業大学 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
概要 | イタリアという国をテーマとする文学作品は数多く、古くはウェルギリウスの『アエネーイス』に遡り、その後、中世のダンテやペトラルカにもある。ルネサンス期にマキアヴェッリが『君主論』で、ペトラルカの詩『わがイタリアよ』を引用したことは有名である。ロマン主義ではアルフィエーリやフォスコロの愛国的な作品の他に、レオパルディの詩『イタリアに』が挙げられる。19世紀半ばにイタリアは、国民的詩人のカルドゥッチをシンボルとして統一された。20世紀の大衆社会へと向かう中、統一イタリアをその作品と人物像によって最も影響力のある形で表現したのはダンヌンツィオであった。ムッソリーニに先立って、国家の実質的な統一に果たした彼の役割は極めて大きかったと考えられる。そのような彼の代表的詩集『空と海と陸と英雄の讃歌』(1903-04)における、様々な方法でカモフラージュされた文学的ナショナリズムを明らかにすることが、本研究の目的である。 |