盛田 帝子 所属 京都産業大学 外国語学部 アジア言語学科 職種 教授 |
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研究期間 | 2017/04~2023/03 |
研究課題 | 幕末維新期における天皇歌壇を中心とする文芸ネットワークの研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 科学研究費助成事業 基盤研究(C),基盤研究(C) |
科研費研究課題番号 | 17K02479 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
連携研究者 | 盛田 帝子 |
概要 | 光格天皇が催した宮廷歌会の実態および譲位後の光格上皇が運営する歌壇や文化的事績を明らかにするための調査を続行すると共に、仁孝天皇・孝明天皇が光格天皇の文化的事績をどのように引きつぎつつ和歌を詠んだかということについて、特に紫宸殿前の南殿の桜の表出の仕方に注目しつつ調査を行った。調査先は宮内庁書陵部・国立国会図書館・国文学研究資料館・陽明文庫であり、宸翰類・歌集・公家日記・御会記録・詠草類などを調査・解読・整理し、必要なデータ入力を行った。その結果、光格天皇(上皇)の主催する宮廷歌会が、楽御会とともにきわめて頻繁に行われおり、修学院離宮の御幸でも行われていること、光格天皇(上皇)が仁孝天皇および廷臣への歌道指導を非常に熱心に行っており、光格上皇の影響は幕末にまで及んでいること、中宮欣子内親王の優遇や女房に対する指導も行っていたことなど、興味深い事実が明らかになった。これらについての研究成果は |