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> 髙﨑 邦子
(最終更新日 : 2026-04-30 09:02:13)
髙﨑 邦子
所属
京都産業大学 文化学部 文化観光学科
職種
客員教授
研究概要
研究概要
研究概要
◆研究課題
観光の質的向上に向けた観光産業の多元的研究
◆研究概要
観光の量的拡大が進む一方で、担い手不足や就労環境、地域・旅行者双方の持続可能性などの課題が顕在化している。本研究は「観光の質的向上」を実現するために、観光を支える産業側(雇用・人財・組織)と、観光を取り巻く社会側(制度・国際潮流・旅行者の理解)の双方を対象に、課題の構造と改善の道筋を多面的に明らかにすることを目的とする。
(1)狭義の観光産業界
(2)広義の観光業界
の2つの次元を視野に入れた多元的な研究アプローチを行う。
具体的には以下のとおりである。
(1) 狭義の観光産業界への研究アプローチ
観光業界での実務経験を踏まえ、狭義の観光産業(宿泊・旅行・交通等)における雇用構造と人財育成を、DEIB(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン・ビロンギング)、中でもジェンダーの観点から分析する。具体的には、先行研究・業界資料の整理に加え、事例調査(企業・団体の取組、教育・研修プログラム等)や、必要に応じた関係者への聞き取りを通じて、ジェンダーギャップの発生要因、キャリア形成上のボトルネック、リーダーシップ育成の設計要件を抽出する。得られた知見をもとに、改善に資するキャリアパス設計やリーダーシップ・プログラム、観光産業人財育成の方法論を検討する。
(2)広義の観光業界への研究アプローチ
広義の観光(地域社会、行政、旅行者、国際機関等を含む)については、サステナブルツーリズムの国際的枠組みや推進組織を対象に参与型研究を行い、理念が実務に落とし込まれる過程と、日本の観光現場で理解浸透が遅れる背景(制度、業界慣行、情報伝達、受け手の解釈等)を分析する。あわせて、質の高い観光の実現には旅行者側の「観光リテラシー」(産業側の努力や地域の制約を理解し、行動として選択できる力)が不可欠であるとの立場から、リテラシー向上のための浸透(教育)・コミュニケーション手法を検討する。これらを通じて、持続可能性と満足度の両立に向けた課題整理と、実装可能な対策の選択肢を提示する。